2024.07.09
フジの会★輪島市「誰も取り残さない被災者サポートプロジェクト」活動参加報告★
令和6年6月28・29日の2日間、輪島市「誰も取り残さない被災者サポートプロジェクト」に
みやびのその職員(介護支援専門員有資格者)2名が参加してきました。
輪島市へは、金沢市駅から北陸鉄道株式会社が1日4便運行する能登方面特急バスに乗って3時間10分かかります。
朝から活動するため、27日に京都を出発して前泊しました。
金沢駅は観光客も多かったものの、
輪島に近づくにつれ、屋根にブルーシートがかかっている建物や、崩れている山が目にはいります。
二車線通れない場所やバスの真横が倒壊家屋や崖がくずれている場所がたくさんありました。
活動中はトレーラーハウスに宿泊。
お風呂は自衛隊が設営して、今はNPO法人に引き継がれたマリンタウンのお風呂へ。
地元の方と一緒に入浴しました。
28日は被害にあわれた皆様の生活状況等をお聞きし、
今後の生活再建やまちの復興を迅速かつ的確に進めるための基礎資料作成のため、
ご自宅へ訪問していきました。
活動にあたって注意事項が。
それは活動中の写真撮影禁止、SNSでの発信は禁止ということです。
発災直後、観光みたいに写真を撮る人がいて気分を害した方、
傷ついた方がたくさんいらっしゃったとのことです。
実際に訪問中に、「またアンケートか?」「市の事業というけれど、市は把握しているはずでしょう。」
とご意見をいただくことがありました。
そのようなつもりはないことも相手を傷つけることにつながる、ということを改めて感じました。
そのため掲載している写真はいただいたものです。
夜は各地から活動に集まったメンバーで輪島KABULETへ。
輪島KABULETは福祉避難所となり、
断水時期に工夫をして温泉の再開をされた地域の人が「ごちゃまぜ」になって過ごせる場です。
当日は少し熱めのお湯でしたが、身体があたたまりました。
29日は今まで見ながら聞き取ってきた情報をデータ化する作業。
聞かせていただいたお話をデータ化し、行政とつなぐ大事な基礎資料となるものです。
iPadで入力し、間違いがないか他者チェックして完成です。
もともと30日も活動予定でしたが、この事業が6月30日まで。
トレーラーハウスや活動拠点も片付ける関係から活動も29日までとなりました。
短い期間だったので、逆に活動を進めてきた皆様のご負担を増やしただけではないか、
と心苦しいところもありましたが、
皆さま「たすかりました」「ありがとうございました」と快く受け入れてくださいました。
話しづらい発災直後のお話なども聞かせてくださり、本当にありがとうございました。
皆様話されていたことが、水とトイレに困ったということ。
復興状況や発災直後のお話をお聞きして、私たちに何ができるのかを考えること、
自分たちが災害にあうことを予測して何の準備が必要なのかを改めて考えていきます。
色々お話を聞かせてくださった、お会いしてくださった皆様、ありがとうございました。
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